MEMO


今後はもっと、打撃の練習に力を入れたい。
今までだって、打つことをおろそかにしたことはないつもりだけど投手を上手くリードすることばかりに、気が行き過ぎていた。
ゲームメイクが上手いだけじゃ駄目だと、今日気がついた。
野球は点取りゲーム。やっぱり、打たなきゃ勝てない。
打たれなくても、こちらが打たなければ負ける。どんなに良くても引き分けだ。
『あとはまかせろ、お前は投げることだけに集中すればいい』なんて、
昔、投手に偉そうなことを言ったクセに、点が入れられないなんて情けなさ過ぎる。
捕手の仕事だけしていればいいという考え方は甘い。今回の試合で身に染みた。リードだけじゃなく、もっと目に見える形で投手に貢献したい。投手が苦しい時に、楽にしてやりたい。
なら、リードするのが一番のいい方法だ。
投手を勝たせてやりたければ、点を取ればいい。
投手を、楽させてやりたいなら打線の援護は必須。
得点こそが三橋が勝利投手になる最短ルートだ。
なら、オレは、打って得点できる捕手になる。
今年の夏は、4番争いをする田島と花井の間に割って入るくらいの気持ちでバッティングも頑張りたい。 

*20××年7月夏大予選×回戦のスコアシート欄外の走り書きより抜粋。(複写につき阿部隆也私物)
*スコア原本はマネージャー篠岡管理。

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